November.17

私が私のまま、そのまま、ありのままでいいわけがない。美しいわけがない。そのようにpretendすることはできる。それは得意だし、もう無意識にさえやっている。でもそこには虚しさしかない。その虚しささえ有耶無耶にしようと誤魔化す自分が美しいわけがない。あまりにも一人の時間がなさすぎるのではないか。自分が美しくあろうとする努力をせずに、誠実に自分に向き合わずに生きていけるわけがない。

人と比較すれば、そんなに努力しなくても、それはそれは大変お上手に生きてらっしゃる方々もいる。でもその人たちに私はなれないのだ。持って生まれなかった不具者であることをもう受け入れなければいけない。

私は明日が怖い。不確実で、他人によって私の気分が決まる明日が怖い。

もしも音信不通になったらどうしよう、そう考えるだけで私は自分を見失う。

自分は何処かへ消えている。

ところで明日音信不通になることで私が本当に恐れていることはなんだろう、一人になり、価値のない自分という現実を突きつけられることだろう。孤独から行き場を失うことかもしれない。先行きが不透明。愛されていないという現実。元から私を愛しているものなどいないのに。またはもっとくだらない理由。約束された将来なんてどこにもありはしないのに、その確実っぽいものを失うこと。

安心ってなんだ。そんな信頼できない安っぽい安心で私は安心できるのか。そんな不確実で他人に依存した安心で本当に安心できるのか。それはあまりに独りよがりすぎる。盲目すぎる。

その安心を失うこと、得ることに失敗をしたことを直視することが怖い。だから目を瞑っていたい。

でも、そろそろ目を醒さなくては。